2019年4月21日(日)
参加のきっかけは父からの誘い。
父はウルトラ第1回大会キラーなので、情報キャッチが早かった!笑
迷ったけど父と弟と3人でエントリーすることに(^O^)
コースは100キロと50キロがあって、もちろん100キロにエントリー。
風の噂で100キロより長いらしいと聞いていたが、届いた参加案内を見たら『105キロ』だった。
▼コースマップ
▼高低図マップ①
▼高低図マップ②
最後の103キロ地点の棘みたいなラスボスは、
奥の院の階段1000段!
もちろん登って降りるまでがコースです♡
計2000段ね(^_−)−☆
この奥の院の階段は、18時(スタートから14時間後)で締め切られ、ここを登っても登らなくても完走は認められています。
父と弟はハナから行く気なし!w
「俺たちはどうせ間に合わないからなー」
だって( ゚д゚)w
プライドもクソもありません笑
ちなみにこの大会では関門に間に合わなかった場合の救済処置として、車でワープができるみたいです。その場合は『完走証』じゃなくて、『敢走証』だそうな。
~〜大会当日〜~
1時半起床。睡眠時間4時間!
でもなかなかいい目覚めだった。
中間地点(55キロ)とゴール地点に預ける荷物の準備をして、両膝にテーピング。
わたしは着圧が苦手なので、タイツを履かない代わりにテーピングで補強します。
そのあとジャムマーガリンのコッペパンを食べて2時半には宿を出発。
3時ごろ、会場に到着☆
さ、寒い、、、。さすが山形!なめていた。
▼スタートゴール
そして事前に申し込んだ朝食券で朝ごはんを引き換える。
寒かったから温かいお味噌汁かお茶が欲しかったにゃ〜
(わがままw)
車の中で朝食を済ませ、中間地点とゴール地点に置く荷物を預ける。
そのあと3時50分から開会式
立石寺の住職が安全を祈願してお経を唱える。
心なしかものすごく早口!笑
お経を唱え終えたらなんとすでに3時58分!
スタートまで2分を切っていた笑
ランナーたちが急いで整列。
カウントダウンもなしに、急スタート!笑
▼スタート前急いで撮った笑
さて、今回でわたしにとって100キロウルトラマラソンは6回目の挑戦になります。
うち4回完走!1回は関門アウト!
たっぷり16時間!
(だいたい100キロは14時間が多い)
105キロあったとしても、この制限時間なら急がなくても時間内完走はほぼ確実☆
今回の旅は焦らずのんびり、怪我なく!が目標☆
あとはエイドで食べまくって、景色を楽しむ!
( ^∀^)
ラップ表も作ってないし、関門までのペース計算もとくにしてない。
とりあえず前半の山で足を使い果たさないで体力温存することだけ気をつけよう。
そういえば関門は全部で3か所です。
★第一関門 37キロ(6時間後)
★第二関門 55キロ(8時間後)
★第三関門 86キロ(12.5時間後)
これからエイド区間で紹介していきます☆
★スタート~A1(0〜10キロ)
▼高低図
▼ラップ
2キロ目のラップまでは手元のガーミンでペースが速すぎないかの確認をしていたが、3キロ目からは封印。
アームカバーの下にガーミンをつけていたので、1回1回アームカバーをめくって確認するのが面倒だったので。
それとたまには何にも縛られず、体の赴くまま気持ちいいペースで走るのもいいよね!
▼第1エイド到着
もう明るくなってきた!
これから山道入りまーす☆
★A1〜A2(11〜20キロ)
▼高低図
▼ラップ
▼舗装されてない山道を進む
わたし足首ゆるゆるで普通に歩いてても足くじくから、こういう道が苦手。
歩きと走りを半々くらいで進んだ。
▼ふきのとう発見!
▼まだ雪が残ってるー!
▼けっこう登ってきた
15キロあたりで後ろから突然声をかけられる。
「どうしたの?!怪我したの?!」
弟だった。
わたしが思ったより遅いところにいるから怪我をして走れなくなったと思ったらしい。笑
▼第2エイド到着
このパンは「ベタチョコ」と言って、山形で有名らしい。中にクリームも挟まっていて美味☆
★A2〜A3(21〜30キロ)
▼ラップ
20キロを過ぎてからの登り坂で弟をとらえた!
歩いているランナーがほとんどだったけど、わたしは止まることなく一定のリズムで淡々と走り進め、たくさんのランナーをごぼう抜きする☆
なんだか自分が超人になった気分( ^∀^)
日頃の筋トレでハムと大臀筋鍛えてる成果が出た!
▼第3エイド到着
思ったよりエイドに固形物がない。
お腹減ってきたぞー
ここではプリングルスがうまかった☆
★A3〜A4(31〜37キロ)
▼高低図
▼ラップ
34キロ地点で私設エイド発見!
ほんとにほんとにありがたや〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ちょうどお腹が空いてたんです。
▼私設エイド
あんぱん、チョコシュー、ぶどうなどなど頂く。
本当にありがとうございましたm(_ _)m
だんだん標高が高くなり寒くなってきた。
かなり登ってきた感じがする☆
▼自分の目線より高い山がなくなってきた!
▼雪も多くなってきた!
▼第4エイド到着(第1関門)
ここは第1関門でもあり、約1時間前通過。
玉こんにゃくがおいしかった(^ ^)
止まると寒いから早めに立ち去る。
スキー場まだ営業中。
★A4〜A5(38〜46キロ)
▼高低図
▼ラップ
途中でラップボタン押しちゃったのでここから距離がズレます。
40キロくらいで、
最高標高地点1016m到達!
▼こんなに登ってきたのか〜☆
▼雪の壁!ここから一気に下り
▼第5エイド到着
エイドに置いてあるものは、ほとんど変わりなし。
ベタチョコ、おにぎり、バナナ、ナッツ、チョコレート、梅干しなど。
★A5〜A6(47〜55キロ)
▼高低図
▼ラップ
下り坂は飛ばしすぎ注意!
一歩の負担をなるべく小さく、ピッチを刻むことを意識する。
▼第6エイド到着(第2関門)
ちなみにここは第2関門で約1時間半前通過。
時刻は11時。だんだん暑くなってきた〜
ここで中間で預けたドロップバックを受け取って、汗拭きシートで顔と体をキレイキレイ☆
日焼け止め塗り直した( ^∀^)
やっぱりさ、マラソンやってるけど、
日焼けしたくないんだよね!笑
ここでは預けておいたウィダーインゼリーとミニドーナツとエイドにある梅のおにぎりを補給☆
★A6〜A7(56〜63キロ)
▼高低図
▼ラップ
この区間はラップから見ても分かる通り、微妙なアップダウンを繰り返す。
登り坂の途中で1、2回少し止まっただけで、ほぼノンストップでペース良く走る。
前半の山で足を温存しただけあった☆
▼桜がキレイな公園
▼ハートのお花のオブジェと後ろにそびえる山々
▼道はこんな感じがずっと続く
ちょっと退屈かも( ˘ω˘ )
▼またもや私設エイド発見☆
同じ人かな?本当にありがとうございます。
▼第7エイド到着
ここのエイドはかな〜り質素だった(T . T)
★A7〜A8(64〜70キロ)
▼高低図
▼ラップ
ここも微妙なアップダウンを繰り返す。
前半55キロまでのお山終わったらほぼ平地かなと思ってたけど、意外と凸凹。
ここの区間もほぼノンストップ!前にいい感じのペース刻んでるお姉さんいたので尾行した☆
この時点でまだ疲れを知らない(^◇^)
調子良いぞ!
▼第8エイド到着
★A8〜A9(71〜76キロ)
▼高低図
▼ラップ
『70キロも走ってきてキロ6分30刻んでる!わたしすげーっ!』って感動してたけど、よく見るとやや下り坂なのね(^_^;)笑
でもここで一気にごぼう抜き!
抜かしざまに男性陣が振り返る。笑
ものすごい快感だった(//∇//)w
▼第9エイド到着
ここのエイドが1番豪華だった☆
いなり寿司は油揚げが胃もたれしそうだから残念ながらパス。
3枚目の写真のラフランスジュースがこの旅で1番美味しかった!(*≧∀≦*)
★A9〜A10(77〜86キロ)
▼高低図
▼ラップ
まだまだ調子良さげ〜☆
こんな絶好調なウルトラはじめてだ!٩( 'ω' )و
でも87ラップ目。この辺から突然疲れが。
あと数百メートルでエイドなのに頑張れなくて歩き出してしまう。
コースは河川敷のサイクリングロード。
ちなみに85キロくらいから102キロくらいまでこのサイクリングロードエンドレスです!笑
ほんとこの日が曇りで風もなくて助かった。
▼第9エイド到着(第3関門)
約1時間15分前通過。
この時点で女子12位とのこと。
女子100キロの出走人数は65人とのことだったので、中々の好位置☆
でも関門1時間15分前でこの順位ってまだ53人も残ってるのにみんな大丈夫なんだろうか(・・;)
★A10〜A11(87〜95キロ)
▼高低図
▼ラップ
はい、この辺から
地獄のショータイムスタート☆
このラップは坂道なしの平地です( ゚д゚)
もう腿前の筋肉と足の裏がやばい。
ミシミシして1歩踏み出すごとにブチ切れそう。
走って歩いて止まっての繰り返し。
なんとかキロ7分台を維持したいけど、それすらもままならない。
97ラップ目(キロ13分)はエイド休憩じゃなくて、歩けなくなる一歩手前での歩行状態です( ゚д゚)
▼第11エイド到着
ここでは靴を脱いで足の裏と前腿マッサージ。
本当ならあと5キロなのに、ここからこの状態であと10キロとか笑えない。
『痛いの辛いのは気のせい!』と声援をくれるボランティアの方に返す笑顔もぎこちなくなる。
★A11〜A12(96〜105キロ)
▼高低図
▼ラップ
苦しい戦い。
とりあえずここまで来たら足を動かし続ける方がラクなので、ちょこちょこと小走りで走り続けた。
周りも同じようなペースで抜きつ抜かれつを繰り返し励まし合う。
『頑張って奥の院まで行きましょうね!』
と突然さわやかな男性から声をかけられる。
一瞬、『えっ!』って思ったけど、
そういえば、103キロ地点の奥の院の階段の入り口を18時まで(スタートから14時間後)に通過しなければ、階段が閉鎖されてしまうのだ。
そんなこと忘れてた。
というかそこまで行くのには時間に余裕があると思って計算してなかったけど、よくよく考えれば103キロで14時間だから思ったよりゆとりないんだよね(~_~;)
わたしのウルトラ100キロベストタイム、限りなく14時間に近いので。笑
もはや1000段の階段のことなど考えたくもなかったが、せっかくならフルコース制覇したい。
※奥の院の階段は時間に間に合わず閉鎖された場合でも完走が認められています。行かない場合には103キロでゴールとなります。
手元のガーミンで確認するとキロ8分ペースを維持できればなんとかギリギリ間に合いそう。
最後の力を振り絞り、最小限のエネルギーと負荷で進んでいく。
そしてたどり着いた!
奥の院の階段ー!!!(*^◯^*)
『あー間に合った〜』と安心してダラダラ歩いて写真いっぱい撮ってたら、後ろから猛ダッシュしてくる軍団が!
なんとこの入り口はフェイクでその先にある階段が本当の入り口とのこと!
『そんなの知るかー!o(`ω´ )o』
一緒に100mくらいダッシュ!
そして鐘の音と共にギリギリセーフ。
ここが本当の入り口ですよ☆
▼1000段の階段へいざゆかん
▼登ってきた
登って終わりじゃありません。
登ったら降りるのだよ!( ^∀^)
下りの方が筋肉つらい。
南伊豆みちくさマラソン(わたしの愛してやまない大会)のTシャツ着てるお兄さんがいたから、ずっとお喋りしてました。
▼やっと下りたと思ったらまた階段w
そしてついに、、、
ゴール!!!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
▼食べられる完走メダル
すでに割れてるw
父と弟は奥の院の階段には間に合いませんでしたが、無事時間内にゴール!
無事みんなで完走できてよかった☆
▼ガーミンデータ
▼リザルト
今回は90キロあたりからやはりウルトラの洗礼を受けたけど、いつもなら70キロから死にそうなのに90キロまでは全然辛いと思わなかった!
その分ゴールの感動が少し薄いけど(失敬)、
無事5回目の100キロ完走を果たしました!
もう100じゃ満足出来ない体になってるのかも?笑
来年140、いっちゃうかー!( ^∀^)